カーテンに裏地を付ける意味

カーテンに裏地を付ける意味って何だと思いますか?

当店でカーテンに裏地を付けてお作りする時の目的で一番多いのは

「遮光にしたいから」

もともと生地自体が遮光の生地もありますが、

遮光生地は黒い糸を使って織られており、

色が濃い方が遮光度が高いので暗い色の生地が多いのです。

また遮光生地は種類が少なく、気に入った生地が無い場合に、

非遮光の生地に遮光裏地を付け遮光にすることが多いです。

カーテンに裏地を付ける目的として「保温効果を高めたい」

このご要望は圧倒的にご年配の方に多いです。

私も窓からの冷気なんて若いころは全く気になりませんでした。

カーテンに裏地を付けると生地と生地の間に空気の層が出来ます。

これが断熱材の役割を果たしますので保温効果がアップします。

これは夏も同様にエアコンの効きが良くなりますので、

裏地付きカーテンは夏冬通して省エネ効果にもなります。

保温効果を更にアップするにはこのように厚地カーテンの端をレース側までかけ、

窓とカーテンの隙間を無くすようにするリターン仕様にしたり、

窓を覆うように大きく作る等すると更に良いですね。

是非カーテン専門店でご相談してください。

その他にも、カーテンに裏地を付ける意味としてあまり知られていないのですが

「審美性が良くなる」というのもあります。

裏地を付けただけで?表からは見えないでしょ?と思うでしょうが、

カーテンをかけた時に明らかに違います。

生地に重みが出て、ドレープがより綺麗に出ます。

質の高い生地に裏地を付けると更に高級感が増します。

厚みや重さの手持ち感もポイントだと思います。

裏地は「カーテンの耐久性の向上」にも役立っています。

日焼けから表地を守り、長く美しさを保つがことできます。

綿プリント等ですとどうしても日焼けでの色あせが早いです。

また、強い日光により生地自体が固くなり裂けやすくなってしまいます。

カーテン生地を守るのと同時に床などの室内も直射日光から守ります。

カーテンに裏地を付けた時の価格

既存の生地に更に生地を足し縫製するので、2倍とまではいきませんが価格は高くなります。

お部屋によって裏地の必要性も変わってくるので部屋ごとに判断してもいいかと思います。

裏地を付けるときの注意点

薄手の生地などに裏地を付ける場合は色が透けて見える場合があります。

裏地も何種類かカラーが選べますので目立ちにくい色を選ぶようにします。

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今回施工例でご紹介させていただきましたお客様は寝室のカーテンに

裏地を付けさせていただきました。

リネン調の生地でナチュラルな雰囲気の生地はなかなか遮光カーテンにはありません。

表地の雰囲気を損なわずに機能をアップさせる為に遮光裏地を縫製いたしました。

レースもナチュラルなリネン調の生地。

レールはトーソーレガートプリモ ウォールナット色 Mキャップです。

市川 K様 ありがとうございました。

 

 

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