カーテンにバランス(上飾り)を付けて素敵に

カーテンにフラットバランスをお取り付けたスタイルを施工させていただきました。「お祖母ちゃんのお部屋を上飾りを付けて素敵にしてあげたい」と一緒に住むお孫さんからのご依頼です。
リビングは遠方のカーテン専門店でバランス付きの素敵なカーテンがお取り付けされておりましたが、「家の近くでもこのようなスタイルのカーテンを作ってくれるところがあると知ってびっくりしました。」とお客様はおっしゃっていました。

確かに当店でもバランス付きのスタイルは年に一度あるかないかくらいですし、珍しいのでお受けしないカーテン屋さんもあるかもしれません。

お客様との綿密な打ち合わせ。生地を選び、スタイルを選びます。バランスの大きさ、形などは完全にオーダーメイドなのですべて自由です。
逆に自由なのが難しいです。どのくらいのサイズがバランスが良いのか？窓の巾によって形はどれがベストか？フリンジも何点か取り寄せてお客様に見て頂きます。

スタッフ(私と夫)間でも「これでは大きすぎるのではないか？」「このくらい無いと・・・」など意見が割れます。

↑クロスで作った型紙です。ここからまた形やサイズなど調整します。

お客様の実際の窓に型紙を合わせてみて頂きました。

縫製をお願いする【東和商会様】に沢山アドバイスを頂きました。【東和商会様】はクラシックやエレガントなスタイルが得意でとても素敵な施工をされています。セミナーやインスタ施工例などでも当店もいつも勉強させていただいてます。オーダーして出来上がってきたバランスをバランスレールに付けて確認します。

わかりづらいですが、これはバランスレールに取り付けてあるところです。
見えないところに美しく見せるための縫製の工夫などがあり、夫と二人で「さすがだね」「なるほど！」と驚きました。カーテンは奥が深いですね。誰が縫っても一緒じゃないんですよ。あらためて思います。

腰高窓

タッセルにもフリンジを。これだけでも可愛いですね。

すごく可愛いですよね。バランスには装飾的な意味はもちろんですが、機能的な意味もあります。
窓の上部を覆うことで、光漏れの軽減効果があるのです。

ドレープカーテンは両開きでお作りしていますが、レースカーテンは片開きになっております。
このレース生地は３００cm巾のものでハギが無く作れるので折角ならヒダが美しく見える様に片開きにしています。

目にも優しいグリーンで清々しい可愛らしい窓辺になりました。
お客様もとても喜んでいただけました。

ありがとうございました。