棒ノ折山(棒ノ峰)

 

定休日の昨日は埼玉県の飯能にある棒ノ折山に行きました。

最近の夫の趣味が登山です。登山といっても日帰りで行けるような近くでそんなにキツくない山。棒ノ折山も初級者コースだからと私と中学生の息子も一緒に連れていかれました行きました。

ネットで調べたところによると、大体行きかえりで5時間くらい。そしてなんとトイレが無い。えーー、山ってトイレ無いの?私超初心者だし5時間以上かかるかも。トイレ我慢できるのか?男どもは良いでしょうよ。いざとなったらどこでもねえ・・・えーー・・・と不安を抱えながらいざ登山。

最初は調子よくグングン登れました。余裕余裕。結構木の根っこも出ててごつごつしてるけど「意外と私足腰強いのよ。」なんて偉そうに言ってました。

沢登りが出来ます。切り立った岩壁に挟まれた峡谷をゴルジュと言うらしいです。ゴルジュはフランス語で「のど」という意味だそうです。

岩場や鎖場を歩き、なかなかの迫力。超初心者の私、だんだん「あれ・・・?」と。まあまあキツくなってきます。でも私の親くらいの年齢の方もたくさんいます。慣れているとはいえすごいな・・・

岩場の後は心臓破りの登り。まあまあどころかゼーゼーです。でも家族に年寄り扱いされたくないので精一杯余裕のフリをします。やっとこさっとこ視界が開けて「頂上だ!」と思ったところは頂上ではなくまだ500m手前で、これって100m走を全力でゴールした後に「本当は200m走でした!」って言われているような感じだねと息子と愚痴っていました。

これが本当の頂上969m 山頂は広くてゆっくり休めます。おにぎりでランチ。やっぱりトイレはありません。でも今のところ大丈夫。

下りは沢が無いコースでタイミングなのか人も少ない・・・

え?ここ道なの?このススキ抜けたら江戸時代にタイムスリップしたりして・・・なんてジョークを言えていたのもここまで。

完全に足腰にきてます。こんなところを永遠に降りた気がする。人気が無くて「本当にここは道なのか?ここであってるのか?」とずっと不安な気持ちいっぱいで下山。それでも中学息子は軽やかに降りていきます。私は2~3回滑って尻もちつきましたが、何事もなかったかのようについていきます。BBAと言われたくないので。

再び「これは遭難なのではないか」くらいに人がいなく不安がピークになった時、外国人のグループが軽やかに私たちを抜いて降りていきました。「今の人たちもしかして妖精だったのではないか?」と発言までおかしくなり笑、足腰の限界をとうに超えたころ人間界に降り立ちました。達成感半端ないですね。

あまりにごつごつした場所ばかり歩いてて「俺下山したら平地を普通に歩けないと思う」と言ってた息子も、喜びのあまり舗装された坂道をダッシュしていました。文明最高です。

休憩も入れて約5時間半、一番の懸念トイレは大丈夫でした!脱水やエネルギー切れが怖かったのでちゃんと水分も摂っていましたが、汗をだいぶかいたからなのかトイレに行きたいと思いませんでした。

脚がヤバいです。日頃の運動不足という負の貯金が全部払い戻されたくらい最高に痛いです。痛み止めの軟膏しっかり塗りたくりましたが夜に痛くて目が覚めました。一晩明けた今日はそこまでではないですが、「あいたたたた・・・」って言いながら歩いています。

夫はもう次に行く山を調べてます。

 

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