インテリアカノンの思い

実は私、松田(妻の方)は週に一度老人ホームの夜勤の仕事もしています。

正直なところ商売には波があり良い時も悪い時もあります。

 

「このままお客様が来ないで潰れちゃうかも?」

と思った事も何度もあります。

 

そんな不安を少しでも軽くする為に週一回ですが夜勤の仕事を始めました。

と言ってももう2年くらいやってます。

 

もともと介護の仕事をしていて

介護福祉士の資格を持っていたので仕事自体は問題なく

人間関係も良好な職場なのでうまくやっています。

 

本音を言えば、たとえ週一だとしてもダブルワークでの夜勤は

結構体にこたえます。

子供二人はまだ親の目が必要ですし

最近では一人暮らしをする父の介護も加わりました。

 

カーテン屋の仕事だけで充分稼ぐことが出来るならば

それが一番良いのですが、最近では大手量販店の存在もあり、安さに負けてしまっているところもあります。

 

本当はこんな話するのはどうかと思ったんです。

 

お客様にどう思われるのか?

こんな店に大切な家のカーテンを任せていいのか?

不安になるんじゃないか?

それと何より「恥ずかしい」という気持ちが大きかったのです。

 

でも考えました。

私たちはお客様のお宅にお邪魔する仕事です。

お客様のプライベートな空間に入らせて頂く

数少ない仕事だと思うのです。

だったら私達も正直でありたいと。

 

頑張って働いてるのを恥じる事は無いですよね。

 

今、物を売る事においてはどの商売でも大変な時だと思います。

それでも出来る限りカーテン屋という商売を続けて行きたいのです。

 

小さい時にカーテン屋になりたいと思った事はありませんでした。

カーテン屋という職業も知りませんでした。

それでも縁がありカーテン屋をしています。

 

夫は30年私は10年、カーテンに携わっています。

大手量販店やネットでは出来ないサービスや細かいこだわり、商品を見る目には少し(笑)自信があります。

 

最近、当店の近所の大手カーテン屋や家具店(カーテンもあり)が相次いで閉店しました。

当店にとってはライバルでしたがとても寂しい気持ちです。

 

このままでは安いカーテンを売る店しか無くなってしまうんではないか?

 

手頃なカーテンを望む人には良いですが

良いものに触れる機会を無くし

良いものを欲しい人にも選択肢が無くなり

良いものを作る文化も無くなってしまったら

それは本当に残念な事です。

 

8年前、独立してカーテン屋を始める時にある人に言われました。

「カーテンってホームセンターとかで買うものでしょ?やっていけるの?」

言われた時はムカッときましたが、それはこの人が良いカーテンを知らなかっただけだと後で気づきました。

 

私たちはちゃんとした仕事をして

良いものを伝え続けたいという気持ちを強くしてくれた言葉かもしれません。

それでブログを書いています。

 

ありがたい事に最近ブログを読んで来店して下さるお客様が増えました。

「ここならちゃんとやってくれそうと思いました。」

「ブログ読んで暖かい気持ちになりました。」

「値段は他より少し高かったけどお宅で決めます。」

 

冷静に「ありがとうございます!」と言いますが本当は涙が出るほど嬉しいんです。

 

全国には素晴らしいカーテン屋さんが沢山あり、いつも勉強させて頂いています。

専門店だからこその品物を見る目、コーディネート。

「そんなところまで?」というような細部へのこだわり。

それはカーテンでもレールやメカ物の取り付けでも、出来上がってすぐには気付かない事かもしれません。

しかし使用して年月が経ったり洗濯の後に結果が出てきます。

 

だからカーテン、窓周りの事は専門店に任せて頂けたらありがたいなと思います。

 

当店を選んで下さったお客様をがっかりさせない様な仕事をして、良いものを伝えて、細々とでも(笑)お店を続けたい。

 

これが当店の思いです。

 

インテリアカノン

03-5876-8603

営業時間10:00~19:00

日曜定休(日曜は予約制です)

東京都江戸川区北小岩2-3-6

 

 

 

 

 

 

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